Japanese
English
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新サルフア剤ABCIDの臨床経験
THE CLINICAL EXPERIENCE OF NEW SULFADRUG, ABCID
荒井 潔
1
,
今村 全
1
,
志賀 弘司
1
Kiyoshi ARAI
1
,
Akira IMAMURA
1
,
Kozi SHIGA
1
1新潟大学医学部泌尿器科
1Urology Department of Medical Faculty, Niigata University
pp.179-182
発行日 1960年2月1日
Published Date 1960/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202769
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I.緒言
近時,諸種抗生物質,化学療法剤の発達に伴ない,尿路感染症の治療には大きな変動が見られ,一方には菌の耐性獲得,泌尿器科的手術処置の進歩等の問題も加わつて,その傾向はいつそう複雑化している。従って尿路感染症の治療には更に進歩した特殊の薬剤が必要となつてきたが,最近にいたつて遷延性サルフア剤の研究が進み,この面に一応の期待を持ち得ることとなつた。我々はこの遷延性サルフア剤の1つであるABCID (Sul-fadimethoxine)を用いて臨床成績に見るべきものを得たので報告する。
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