Japanese
English
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尿路感染症に対する新サルフア剤ウロサイダルの応用
A CLINICAL STUDY OF A NEW SULFONAMIDE (UROCYDAL) IN THE TREATMENT OF URINARY TRACT INFECTIONS
山田 功
1
Isao Yamada
1
1岩見沢市立病院皮膚科泌尿器科
1Dept. of Dermato-Urology, Iwamizawa Municipal Hospital
pp.201-204
発行日 1958年2月1日
Published Date 1958/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202194
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I.緒言
化学療法が今日まで辿つた道程に於いて,サルフア剤(以下S剤)の果して来た役割も亦偉大であつたと思う。過去10年間S剤の進歩は単に化学療法剤としてのみでなく,他にも薬理的価値のある事が判明している。即ち数年来Sulfaisoxazolが結該治療に応用され,又利尿剤,糖尿病治療等にS剤の誘導体が登場し,S剤に再び関心が寄せられて来た。
茲に発表するUrocydal (以下U-C)(Sulfamethyl-thiadiazole)は特に尿路感染症の治療に優れた効果を現し,NNRにSulfamethizoleとして収載された新S剤である。今回エーザイKKよりU-Cの提供をうけ,種々の尿路感染症に応用し,見るべき結果を得たので茲に報告する。
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