Japanese
English
薬剤
感染症に対するスルフアジメトキシン注射液(ABCID注)の使用経験
Clinical Experiences of Sulfadimethoxine Injektion (Abcid Injection) upon Inflammatory Diseases
菊地 金男
1
,
伊勢 久信
1
,
夏目 玲子
1
,
山中 雅夫
1
Kanao KIKUCHI
1
1国立仙台病院外科
1Surgical Department Sendai National Hospital
pp.51-53
発行日 1960年1月20日
Published Date 1960/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202531
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1.まえがき
近年発見された新サルファ剤が優れた化学療法剤であることは既に諸家の齎しく認めるところであり,われわれも先に化膿性疾患例に新サルファ剤(Abcid)を経口的に投与,その臨床効果を検討し,本剤が副作用なく,少量で著しい治療効果を挙げたことを報告1)した.このたび偶々若干の新サルファ剤Abcidの注射A. B. C液を入手したので,外来および入院患者の感染症症例を対称として臨床応用を試みた.症例も少く甚だ不先分ではあるがその成績について報告する.A. B. C注射液は第一製薬より提供を受けたもので無色透明,無臭,苦味の強い水溶液である.
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