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新サルフア剤(NU-445)に依る感染性皮膚疾患の治驗
鈴木 滋
1
,
松崎 俊彦
1
1東京都立大久保病院皮膚科泌尿器科
pp.467-472
発行日 1951年10月1日
Published Date 1951/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200600
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緒言
化學治療剤は近年目覺しい進歩を遂げつつある。ペニシリン,ストレプトマイシン等の出現によつて,サルフアチアゾール,サルフアダイアヂン等のナルフア剤の部門も一時前進の歩を止めたかに見えたが,最近再び優秀な新ナルフア剤を迎えるに至つた。
サイアジン(Thiasin)(山之内)はイソキサゾール核を有するサルフア剤で,化學名は3,4-Dimethyl-5-sulfanilamido-isoxazoleであって,其の構造式はと記される。之はHoffmann-La Roche Inc.(Nutley, New Jersy)の製品であるNu-445(Gantrisin又はGantrosan)と同一内容のものである。
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