Japanese
English
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コンドロイチン硫酸により著効を奏したリウマチ性紫斑病の1治験例
EFFECT OF CHONDROITIN SULFATE IN TREATMENT OF RHEUMATIC PURPURA:A CASE REPORT
大場 育三
1
,
伊藤 陽弐
1
,
大場 保子
2
,
山下 俊明
2
Ikuzo OHBA
1
,
Yoji ITO
1
,
Yasuko OHBA
2
,
Tosiaki YAMASHITA
2
1小野田市立病院外科
2山口県立医科大学臨床病理学教室
1Surgical Clinic, Onoda Municipal Hospital.
2Department of Clinical Pathology, Yamaguchi Medical School
pp.91-92
発行日 1960年1月1日
Published Date 1960/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202749
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- Abstract 文献概要
コンドロイチン硫酸は結合組織の重要成分として間葉組織に広く分布しており,これと所謂膠原病との関係も病理学的に色々追求されている。一方,臨床面に於てもコンドロイチン硫酸の膠原病に対する有効性がかなり報告されている。私は最近コーチゾン,プレドニンに対して殆ど無効であつたリウマチ性紫斑病が,コンドロイチン硫酸(科研薬のコンドロン:薬品の提供をうけた科研薬化工株式会社に感謝)によつて著効を示した例を経験したので報告する。
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