Japanese
English
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皮膚科泌尿器科領域に於けるSulfadimethoxinの使用経験
CLINICAL APPLICATION OF SULFADIMETHOXIN IN THE FIELDS OF DERMATOLOGY AND UROLOGY
伊川 裕
1
,
千代延 良和
1
Yasushi IGAWA
1
,
Yoshikazu CHIYONOBE
1
1徳島大学医学部皮膚科泌尿器科教室
1Dept. of Dermatology and Urology, Tokushima University, School of Medicine
pp.53-56
発行日 1960年1月1日
Published Date 1960/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202742
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はじめに
1932年Domagkによるプロントジールの発表を最初として,サルファ剤の進歩は目覚ましく,治療界に大きく貢献して来たが,第2次大戦後の抗生物質の発達により,その進歩が一時影をひそめたかの感があつた。最近サルファ剤の新らしい誘導体の研究は作用時間の延長に重点が向けられ,長時間持続性のサルファ剤が幾種類も発売され,諸家によりかなり有効との成績が報告されている。私共は,今回,中外製薬より持続性サルファ剤の1つである4-P-Aminobenzene Sulfonylamino-2.6-dimethoxypyrimidine (Sulxin)の提供を受け,2,3の皮膚並びに尿路感染症に試用する機会を得たので,その治療成績について述べる。
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