今月の主題 糖尿病診療Update―いま何が変わりつつあるのか
糖尿病治療薬の使い方
チアゾリジン誘導体
山内 敏正
1
,
門脇 孝
1
1東京大学医学部糖尿病代謝内科
pp.1983-1987
発行日 2010年11月10日
Published Date 2010/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402104900
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ポイント
★PPARγのアゴニストであるチアゾリジン薬は,内臓脂肪を減らし,脂肪細胞を小型化させる.
★チアゾリジン薬は,アディポネクチンを増やすなどして,インスリン抵抗性・動脈硬化を改善させる.
★チアゾリジン薬は,骨格筋や肝臓などにおける異所性脂肪蓄積を低減させる.
★チアゾリジン薬は,コレステロール引き抜きや,抗炎症・抗酸化ストレスなど,血管壁に対する直接作用も有する.
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