Japanese
English
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ビオチンの2〜3皮膚疾患に対する治験,特に皮内注射療法と作用機転に関する考察
ZUR BEHANDLUNG DER VERSCHIEDENEN HAUTKRANKHEITEN MIT BIOTIN, BESONDERS INTRADERMALER INJEKTIONSTHERAPIE UND DEM WIRKUNGSMECHANISMUS
横山 硈
1
,
籏野 倫
1
,
亀井 義明
1
,
荒井 秀雄
1
,
長島 正治
1
Katashi YOKOYAMA
1
,
Hitoshi HATANO
1
,
Yoshiaki KAMEI
1
,
Hideo ARAI
1
,
Masaji NAGASHIMA
1
1慶応義塾大学医学部皮膚科教室
1Dermatologischen Klinik der Universitat Keio
pp.269-271
発行日 1959年3月1日
Published Date 1959/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202507
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1.まえがき
本邦に於けるビオチンの皮膚疾患に関する治験は既に佐渡の報告をはじめとして多数1)−9)があり,更に最近ではビオチンと各種ビタミンB群複合剤の効果が注目されてきたがこれらは何れもビオチン500γを含む製剤の皮下注射法による成績である10)−17)。
余らも以前からビオチンを各種の皮膚疾患の治療に供し,或種の皮膚疾患に於てはみるべき効果を認めたが,殊にGeimer26)の方法に基ずく高濃度ビオチンの皮内注射療法が優れていることを確認することができた。
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