Japanese
English
--------------------
泌尿器科領域に於けるAtraxin(第一製藥)の使用経験
CLINICAL NOTE OF ATRAXIN IN UROLOGY
柏木 正業
1
,
蔡 衍欽
1
M. Kashiwagi
1
1名古屋大学医学部泌尿器科教室
1Dept.of Urology, School of Medicine, Nagoya University.
pp.1041-1043
発行日 1957年11月1日
Published Date 1957/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202105
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
I緒言
今日精神科領域に於いて新しい薬物療法が普及し注目を浴びて来た。これ等の薬物の内中枢神経遮断剤として効果あるMeprobamate〔Miltown(米国),Atraxin(第一製薬)〕を他科領域に於ても応用せんと各方面より重要視されて来た。
此に於て余等は名古屋大学医学部泌尿器科外来及び入院患者の中特に夜尿症,性的神経衰弱症,胱膀神経症,腰痛,漏尿,或は手術後の疼痛,不眠,不安等を訴える患者にAtraxinを使用し其効果は甚だ期待し得ると共に従来の薬品と異り副作用を認めず亦持続的に使用し得る等興味深い結果を得たので茲に臨床治療成績を報告する。
Copyright © 1957, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.