Japanese
English
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皮膚疾患に対するPereston Nの治療効果
"PERESTON N" IN THE TREATMENT OF THE SKIN DISEASES
佐藤 允康
1
,
長岡 信男
1
,
花井 定彦
1
,
小田切 久夫
1
,
石原 文之
1
Nobuyasu Sato
1
1東京大学医学部附属病院分院皮膚科
1Dept. of Dermatological clinic of Koishikawa-Branch Hospital University of Tokyo
pp.1039-1040
発行日 1957年11月1日
Published Date 1957/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202104
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- Abstract 文献概要
Reppeの創製にかかるポリビニールピロリドンは所謂入工膠質で,血清浄化作用,血清洗滌作用,組織浄化作用のあることはSchubertの詳細な実験研究の示す所である。近時,血液,組織の解毒,利尿,或は代用血漿として各科領域に広く応用されているが,皮膚科領域に於てはBerghöfen,Gremliza,Jung,Germing志水,宇山等が湿疹,皮膚炎,薬疹等の諸疾患乃至火傷に応用して効果を認めている。
吾々は低分子ポルビニールピロリドンを主成分とするPereston Nを湿疹,皮膚炎,中毒疹,火傷等の皮膚疾患に試みて卓効を挙げ得たので茲に報告する。
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