Japanese
English
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瘙痒性皮膚疾患に対するネオレスタミンカルシウムの治験
EXPERIENCE OF THE TREATMET FOR ITCHING SKIN DISEASES BY NEO-RESTAMIN CALCIUM
寺田 稔
1
,
久保 善一
1
Minoru Terada
1
,
Zenichi Kubo
1
1富山市民病院皮膚科泌尿器科
1The Department of Dermato-urology,Toyama Shimin Hospital
pp.746-749
発行日 1957年8月1日
Published Date 1957/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202037
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緒言
近時瘙痒性皮膚疾患に対して各種の抗ヒスタミン剤が使用されており,その臨床効果は既に多く報告されている。又此等皮膚疾患の準備状態としてビタミンB2,B6等の不足や肝機能が関係することも明白となつている。又以前より,ブローム,カルシウムが此等疾患に対して用いられているが,夫々作用機転の異なる新旧薬剤を単独に用いるよりは同時に用いる方がより有効且速効的であろうとは想像に難くない。
今回興和化学よりこのような薬剤ネオレスタミンカルシウムの提供を受け,主として湿疹,皮膚炎,蕁麻疹に使用する機会を得たのでその治験について報告する。
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