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前立腺石を伴うパイプ状石
山本 勤也
1
,
千代延 良和
1
1徳島大学医学部泌尿器科教室
pp.609-613
発行日 1956年9月1日
Published Date 1956/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201761
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まえがき
膀胱石のうちパイプ状或は亜鈴状,砂時計状を呈するものば比較的稀で,症例報告も散見する程度の様である。徳島大学医学部泌尿器科開設以来6年11ヵ月間の外来患者総数は3571名で,うち尿路石患者は224名(6.27%)であつたが,パイプ状石患者はわずか1例にすぎない(全患者の0.028%,尿路石患者の0.446)。私どもの今回の経験した例は更に前立腺石を伴う例であり,こゝに症例を報告し,併せて本邦に於ける症例を取纒めてみた。
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