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尿異染反応について
村田 衞
1
1岩手医科大学皮膚科泌尿器科教室
pp.473-476
発行日 1956年7月1日
Published Date 1956/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201726
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緒言
1952年J.Desbordes等が,尿異染反応の原理を創案してから,本邦に於ても,同年永田,山本等はこれを結核患者の尿に就で追試し,その後古野の報告もある。いずれも本反応は結核性疾患に特異的に発現するがその本態は未だ明らかでないと述べている。
余も亦,その原法に準じて,健康者,結核患者ならびにその他の疾患を有する患者等の尿について,本反応を施行し,併せてこの反応究明の一過程として,試験管内で,この反応を陽性ならしめるものを追究した。
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