感染症の検査法 Ⅲ 検査法各論
[2]染色法
2)異染小体染色
川上 浩
1
1千葉県こども病院検査部
pp.690-691
発行日 1989年5月15日
Published Date 1989/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543205011
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■目的
臨床的にジフテリア症が疑われる患者材料の偽膜や鼻咽頭分泌物などから,Corynebacterium diphtheriae(ジフテリア菌)の存否を早期に推定診断するためや,培養検出菌をレフレル血清培地に純培養した菌体について,異染小体の存在を確認同定するために用いる.
染色法としては,通常,ナイセル(Neisser)の原法,Cowdryのナイセルの変法,アルバート(Albert)の法が用いられる.
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