--------------------
Erythema multiforme tuberosum juxtaarticulareの1例
野村 一
1
,
村田 衞
1
1青森県立中央病院皮膚科
pp.301-304
発行日 1955年5月1日
Published Date 1955/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201422
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
I.まえがき
一見凍瘡のような疾患が指趾関節背面のみに限つて発生した患者を診療し,詳細にその経過を観察することができたが,是は多形紅斑の像を示して,型のような治療で比較的早く治癒した。
最近,本邦に於いて所謂Knuckle padsの報告例が急激に増加した感がする。10例位あるが,その組織学的所見は各例共,頗るまちまちであるようだ,それ故,指関節に発生する諸疾患,主としてKnuckle padsを対照として,われらの症例をすこしく比較検討してみたい。
Copyright © 1955, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.