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皮膚疾患に対するネオドリン軟膏の使用経験
井口 新
1
1九州大学医学部皮膚科教室
pp.81-82
発行日 1955年2月1日
Published Date 1955/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201363
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緒言
エフエドリンは喘息藥または抗アレルギー剤として広く使用されているが,副作用としてしばしば心悸亢進,不眠,興奮,頭痛,血圧上昇等がある。三沢,菅沢両教授は副作用のない抗アレルギー剤を得んとして多数の藥剤の合成を企て,1948年にはラセミ型Nメチールエフエドリンrac.N-Methylephedrinを合成した。
メチールエフエドリンの藥理作用は,三沢教授により抗ヒスタミン作用,抗アナフイラキシー作用等があり,副作用が殆んどないことが報告されている。
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