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3代に亘り遺傳したレックリングハウゼン病の1家系
掃部 俊造
1
1松阪保健所
pp.705-707
発行日 1953年11月1日
Published Date 1953/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201084
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緒言
Recklinghausen病は,1837年に始めて,Lu-dwig,Tiseliusにより記載され,1882年Recklin-ghausenが,多發性神經緑維腫と命名詳述して以來あまねく知られ,多數の報告がある。
その遺傳關係を中心とする報告は,泰西では,Harbitzの5代例,Lange,Adrian,Isonside,Hoekstra及びVersé等の3代例の外に親子例が多く報告されている。我が國の家族發生例としては,廣田,山口,竹之内,後藤,景山,田村,窪田,千原,渡邊,小林,伊藤,濱田,川村等の報告の外,廣田,中條,牧野,福原等の3代例,平賀の3代累出例,及び親子例6例,高崎の4代9名例,澤田の3代累出及び親子例,東北大學の3代3例,祖母孫1例,親子例5例,笹岡の4代8名例等がある。
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