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鼓膜,耳介,軟口蓋,咽頭後壁に色素斑のある太田氏褐青色母斑の1例
大澤 林之助
1
,
樋口 武
1
1東京遞信病院耳鼻咽喉科
pp.474-476
発行日 1952年10月1日
Published Date 1952/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200808
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緒言
昭利13年8月皮膚科地方會で太田教授は一群の顔面の母斑にNaevus pigmentosus opthalmo-maxillarisと名づけ發表し,その後この母斑が青色母斑に類するものとし,Naevus fusco-caeru-1eus ophthalmomaxillarisと改稱された。その詳細は谷野氏が昭和14年の皮膚科秘尿器科雑誌に發表した。
我々は最近谷野氏分類の輕度顴骨型の患者に,さらに鼓膜,耳介,口腔及咽頭腔の粘膜に同じ様な色素斑のある患者に遭遇したので報告する。
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