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バル(BAL)
谷奧 喜平
1
,
宮崎 寬明
1
,
仁木 富三雄
1
,
藤田 惠一
1
,
肥田野 信
1
,
佐藤 直子
1
1東京大學醫學部皮膚科教室
pp.579-585
発行日 1951年12月1日
Published Date 1951/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200634
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バルBAL(Britisch Anti-lewisite)はその名の如く,砒素化合物のLewisiteに對する解毒剤として發明されたものである。本剤に就ては既に綜合醫學7巻22號(昭25)に記載し,その後の成績は我々の一人谷奧が第1回中部連合地方會(昭25)で報告,次いで北村教授が第50回日本皮膚科學會總會(昭26)の宿題報告「濕疹及び濕疹樣疾患の治療」でこれに觸れられた。今回はこれ等を總括し,最近の文献をこれに附け加えることにする。
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