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Reiter氏病の1症例(本邦の第3例)
田村 峰雄
1
,
磯 典理
1
1大阪市立醫科大學皮膚科泌尿器科教室
pp.122-125
発行日 1951年3月1日
Published Date 1951/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200478
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緒言
1916年Hans Reiterはnber ein bisher unbekannte Spirochacten-Infektionと題して關節炎膀胱炎及び結膜炎の症状を有する1例を發表し之の疾患を"Spirochaetosis arthritica"と呼んだ。
その後第一次世界戰爭後,主として歐州に於て本症の報告を見たが最近では米國に於て多數例がReiter's discase或はReiter's syndromeとして報告せられ我國に於ても終戰後米國文献の輸入と共に本症に注目せられる樣になつた。然し我國の記載例としては僅かに黑田氏が昭和23年4月に第1例を報告し,田村一及び籏野倫兩氏が昭和25年1月(昭和23年10月關東東北連合地方會で一部發表)その第2例を記載した。
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