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ペニシリンによるライネル氏剥脱性紅皮症の1治驗例
明石 勝文
1
,
長谷川 泰
1
1國立若松病院皮膚泌尿器科
pp.40-41
発行日 1951年1月1日
Published Date 1951/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200454
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ライネル氏剥脱性紅皮症及其の不全型のビタミンB6による治驗例が近時松本及高野氏等によつて發表され,共の原因的考察に於て本症は汎發性脂漏性濕疹に他ならずとするJadasson, Tachou等の説に賛意を表している。
我々は最近本症の定型的な例を得,之の全身状態が胃腸障碍に比して餘りにも惡く,且白血球増多も認められたので,試みにペニシリンを用いた處,ペニシリンでは著効を得たがビタミンB6では殆ど效果を認められなかつた例に遭遇し,今後本症の原因考察に際し.一示唆を與えるものではないかと思い此處に發表する。
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