Japanese
English
--------------------
泌尿器科領域に於けるウロピリジンの応用
APPLICATION OF UROPYRIDIN IN UROLOGICAI FIELD
後藤 武
1
,
菅野 英男
1
,
佐藤 慎平
1
Takeshi. GOTŌ
1
,
Hideo SUGANO
1
,
Shinpei. SATŌ
1
1名古屋市立大学医学部泌尿器科教室
1Department of Urology, Nagoya City University School of Medicine
pp.571-576
発行日 1959年6月1日
Published Date 1959/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202569
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
緒言
泌尿器科殊に炎症・結石による尿路粘膜の刺激症状は,その他覚的所見の好転にもかかわらず,往々軽快しない場合がある。又,常によく行われる膀胱鏡及び尿管カテーテリズム等の泌尿器科的検査或は尿道ブジー挿入・持続導尿法等の泌尿器科的処置を行う際には疼痛及び著明な不快感を惹起し,これが著しい苦痛となるため,患者がこれらの検査や処置を敬遠することも少くない。
斯様な症例に対して,我々は,エーザイ株式会社より泌尿生殖器の消炎鎮痛剤たる3-penylazo-2-6-diamino-pyridineの塩酸塩であるウロピリジン錠の提供を受け,本剤をこれらの場合に使用して満足すべき鎮痛効果をみたので以下その経験を略述し,1,2の私見を加える。
Copyright © 1959, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.