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泌尿器科領域に於ける興味ある梅毒症例について(その3)
今北 力
1
,
細田 壽郎
1
,
佐野 榮春
1
,
村田 良介
1
1大阪大學醫學部皮膚科泌尿器科教室
pp.65-68
発行日 1951年2月1日
Published Date 1951/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200461
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第III篇副睾丸梅毒について
睾丸と共に副睾丸が梅毒性變化を起すことは,1793年Bellが指摘して以來,Orchioepididym-itisとして知られ,更に1863年Dronが副睾丸のみが梅毒性變化を起すことを初めて報告してから,稀ではあるが我々の目につく樣になつてきた。我々は膀胱第3期梅毒と共に腎臟及び副睾丸に梅毒性病變を併發した稀有な症例を經驗したので,之を報告すると共に原發性副睾丸梅毒の本邦報告例について統計的觀察を行いたい。
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