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急性限局浮腫樣發疹の2例—特に其の食餌性アレルギーと考えられる事實に就て
橋本 基
1
1國立京都病院皮膚科
pp.336-337
発行日 1950年8月1日
Published Date 1950/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200385
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本症は1882年Quincke氏が始めて記載せるもので發生病理上,蕁麻疹と略々同種と看做され地方病的に,臺灣,支那揚子江,比島に多く,本邦では比較的稀有である。吾々の臨床に於て植物性食餌アレルゲンを作り,諸種皮膚疾患に對する皮内反應を日下研究中であるが,偶々食餌性アレルギーに歸すべきものと思われる本症例を得たので報告する。
症例1.栗○弘○,5歳,男(昭和24年10/II初診)
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