臨床實驗
瞼腺炎發生の樣態
小島 克
1
1名大眼科
pp.552-554
発行日 1951年9月15日
Published Date 1951/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410200929
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瞼腺炎は,所謂内麥粒腫や,急性霰粒腫と時に紛らはしい。麥粒腫の樣に毎常葡萄状球菌を塗抹標本でみる事は案外少なく,レーベル氏細胞樣の者さえ散見する事があり,急性霰粒腫の1系をなす場合も考えられる。麥粒腫と霰粒腫(急性)系疾患とは臨床上中間的な關連性を有する感があり,然も發生年齡も3者共近明である。「ッ」反應その他より軆況的な面でみた所を茲に記したい。
1)「ッ」皮内反應,2000倍ッ液48時間値でみる。42例中(—)8例(19%)〔35-10.9%〕1-9mm 9例(21%)10-19mm15例(35%)20mm以上10例(23%)であり(+)以上は,42例中25例(59.5%)〔70-47%〕である。
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