--------------------
尿中結核菌證明法の研究(其の一)—各種菌染色法の比較検討,特に余等のKonrich變法
岩下 健三
1
,
西谷 錦雄
1
1北海道帝國大學皮膚科泌尿器科教室
pp.67-70
発行日 1947年4月1日
Published Date 1947/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200019
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
I.緒言
尿中の結核菌證明には單純塗抹染色法,集菌法,培養法,動物試験法等があるが,日常廣く行はれてゐるのは云ふ迄もなく單純塗抹染色法である。一體尿に限つた事ではないが結核菌の染色にはZiehl-Neelsen法を始め色々の憂法をも加へると實に40種にも垂んとする方法が考案せられて居る。考案者により何れも其の優秀性が強調せられて居るが,その中で何れが最も優れてゐるか,又一歩進めて何等かの改良を加へる餘地はないか,之等の問題を我々は當教室に於ける尿中結核菌證明法研究の一環として先づ茲に探り擧げた。
Copyright © 1947, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.