特集 心房細動—予防・早期発見・治療の進化
Ⅴ.抗凝固療法
DOAC登場でstrokeは減っているか? 日本人の適切な使用は?
碓井 遼
1,2
,
豊田 一則
1
1国立循環器病研究センター脳血管内科
2北里大学医学部脳神経内科学
キーワード:
心原性脳塞栓症
,
直接作用型経口抗凝固薬
,
非弁膜症性心房細動
Keyword:
心原性脳塞栓症
,
直接作用型経口抗凝固薬
,
非弁膜症性心房細動
pp.444-450
発行日 2024年7月1日
Published Date 2024/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1438200818
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POINT
●非弁膜症性心房細動の脳梗塞予防として,従来のワルファリンよりもDOACの使用頻度が増えている.
●DOACはモニタリング不要で固定用量で使用可能だが,年齢や体重,腎機能に合わせた適切な投与量を遵守する.
●アブレーション後の経口抗凝固薬継続は脳梗塞再発と出血性イベントのリスクを勘案し,継続の有無を検討する.
●DOAC登場によって,心房細動関連虚血性脳卒中の発症率が低下した.
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