特集 進化するカテーテルインターベンション—適応の広がりとデバイスの革新
Ⅲ章 構造的心疾患(SHD)に対するインターベンション
経皮的僧帽弁クリップ術(MitraClip)
大野 洋平
1
1東海大学医学部内科学系循環器内科学
pp.403-410
発行日 2022年7月1日
Published Date 2022/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1438200606
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Point
・MitraClip®は,外科的edge-to-edge techniqueが元になっている経静脈-経心房中隔アプローチで行う僧帽弁閉鎖不全症に対するカテーテルデバイスである.
・逸脱弁尖による一次性MRに対しては,外科的僧帽弁形成術のリスクが高く,解剖学的にMitraClip治療に適した症例に適用される.
・心筋梗塞や拡張型心筋症などに伴う二次性MRに対しては,MRのみの介入の場合,外科手術リスクにかかわらず,解剖学的にMitraClip治療に適していれば適用されることが多い.
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