特集 U40世代が描く心不全診療の現状と未来—基礎研究を識り,臨床を素心深考する
Ⅰ.心筋症
—コラム—心筋症のreversibilityを病理所見から予測する
齋藤 恒徳
1
1Smidt Heart Institute, Cedars-Sinai Medical Center
1Smidt Heart Institute, Cedars-Sinai Medical Center
pp.94-98
発行日 2020年1月1日
Published Date 2020/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1438200336
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Point
・心筋症の病理学的検索法のうち,電子顕微鏡では,心筋細胞の細胞内小器官や筋原線維の超微形態変化を詳細に観察できる.
・筋原線維や核の変性は不良な予後を,オートファジー空胞の存在は良好な予後を予測させる.
・超微構造の解析が心筋症の病態解明に寄与することが期待される.
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