特集 Structural Heart Diseaseインターベンション—「新しい」インターベンションのすべて
Ⅱ.MitraClip
degenerative MRに対するMitraClipの適応と治療の実際
天木 誠
1
1国立循環器病研究センター心臓血管内科部門心不全科
pp.238-245
発行日 2018年4月1日
Published Date 2018/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1438200143
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Point
・僧帽弁閉鎖不全症は最も頻度の高い弁膜症疾患であるが,手術適応のある患者の半数近くが手術に至っていない.
・MitraClip治療の位置付けは,手術がハイリスクな器質性MR症例への治療であると確立されつつある.
・MitraClip治療の適応となる患者スクリーニングには,経胸壁心エコー検査が重要である.
・長期成績においては,初期にMR再発を認めなければ術後5年間は手術と同等の効果を得られる.
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