今月の主題 内科医のための気管支喘息とCOPD診療
気管支喘息,COPDの新たな認識
COPDと喘息の合併,オーバーラップ症候群とは
青柴 和徹
1
1東京女子医科大学大学院呼吸病態制御学
pp.406-409
発行日 2012年3月10日
Published Date 2012/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105833
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ポイント
★COPDと高齢者喘息の鑑別は困難なことがある.
★COPDと喘息のコンポーネントが併存している病態をオーバーラップ症候群という.
★COPDの診断基準を満たす症例(気管支拡張薬吸入後の1秒率<70%)で,発作性の呼吸困難や喘息の既往,アトピー素因,非常に大きな気道可逆性などがみられる場合にはオーバーラップ症候群を疑う.
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