特集 エキスパートに学ぶ—肺癌診療 悩ましいシチュエーションへの解決策
Ⅱ.治療
[A.一次治療で迷うレジメン選択]
EGFR遺伝子変異の種類から考える治療戦略(L858R,exon19del,uncommon mutation)
高倉 敏彰
1,2
,
林 秀敏
1
1近畿大学医学部内科学腫瘍内科部門
2和歌山県立医科大学呼吸器内科・腫瘍内科
キーワード:
EGFR-TKI
,
獲得耐性
,
併用療法
Keyword:
EGFR-TKI
,
獲得耐性
,
併用療法
pp.26-33
発行日 2023年2月1日
Published Date 2023/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200612
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POINT
●未治療EGFR common mutationに対する標準治療はオシメルチニブ単剤療法である.
●オシメルチニブの耐性機序にはMET増幅,C797S変異などがあり,耐性機序に応じた治療戦略が開発中である.
●EGFR uncommon mutationにはオシメルチニブに対する感受性が低いものもあり,近年ではexon20insに対する治療薬の開発が進んでいる.
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