特集 あらためて考える—肺癌周術期治療 課題とこれから
Ⅵ.ドライバー遺伝子変異/転座を有する非小細胞肺癌の周術期治療
EGFR遺伝子変異陽性非小細胞肺癌に対する周術期治療
藤本 一志
1
,
池田 慧
1
1神奈川県立循環器呼吸器病センター呼吸器内科
キーワード:
EGFR-TKI
,
common mutation
,
オシメルチニブ
,
minimal residual disease
,
MRD
Keyword:
EGFR-TKI
,
common mutation
,
オシメルチニブ
,
minimal residual disease
,
MRD
pp.101-110
発行日 2025年2月1日
Published Date 2025/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.243232680730010101
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POINT
●EGFR遺伝子変異陽性NSCLCに対する術後EGFR-TKI療法は,永らく術後補助療法の標準治療としての地位確立に至らなかった.
●ADAURA試験は,EGFR遺伝子変異陽性例における術後オシメルチニブ投与によりDFSのみならずOSも改善し,脳転移再発を減らした.
●術後のMRD検出の取扱いに関しては,今後さらなる知見の集積が望まれる.
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