特集 呼吸器疾患の鑑別診断—「基本画像パターン」,「病態」,「経過」
Ⅱ.各論
無気肺
負門 克典
1
1がん研究会有明病院画像診断部
pp.106-112
発行日 2020年2月1日
Published Date 2020/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200333
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Point
・無気肺は閉塞性(吸収性)と非閉塞性(受動性,圧迫性,癒着性,瘢痕性)の2つに大きく分けられる.
・閉塞性無気肺は気管支内腫瘍の検出のきっかけとなる所見として重要であり,無気肺に加えて太い気管支内の閉塞性病変や気管支外病変による気管支閉塞が観察されることが多い.
・非閉塞性無気肺はそれ自体が治療対象にはならないが.円形無気肺では肺癌,結節状無気肺では胸膜播種との鑑別が重要である.
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