特集 喘息・COPD—病態の多様性の捉えかたと最適な治療選択
Ⅲ.COPD病態の多様性と最適な治療アプローチ
ガイドラインに基づくCOPDの診断と治療
藤田 幸男
1
,
室 繁郎
1
1奈良県立医科大学呼吸器内科学講座
pp.254-261
発行日 2019年5月1日
Published Date 2019/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200246
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Point
・COPDは気流閉塞を特徴とする肺疾患であるが,全身性炎症だけでなく,肺の発育障害でもCOPDは成立する.
・COPDの薬物治療の中心は長時間作用性気管支拡張薬であるが,喘息を合併する場合は吸入ステロイド薬を併用する.
・COPD診療では,呼吸リハビリテーション,身体活動性に対する介入,セルフマネジメント教育などの非薬物療法も重要である.
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