今月の主題 最新ガイドラインに基づく喘息とCOPDの診療
ガイドラインに基づく喘息とCOPDの治療
ガイドラインに基づくCOPDの慢性期の治療
伊藤 洋子
1
,
西村 正治
1
1北海道大学大学院医学研究科呼吸器内科学分野
pp.1882-1885
発行日 2007年10月10日
Published Date 2007/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102974
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ポイント
●慢性期のCOPDの薬物治療は,症状の軽減と急性増悪を減少させることである.
●気管支拡張薬による治療が,COPDの症状のコントロールの中心である.
●気管支拡張薬による治療は,単独あるいは併用療法を行う.
●長時間作用型気管支拡張薬は,短時間作用型と比較し効果的かつ利便性がよい.
●重症以上で有症状かつ急性増悪を繰り返す患者には,吸入ステロイド投与を行う.
●ステロイドの全身投与は,慢性期のCOPD患者には,原則行うべきではない.
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