特集 非侵襲的呼吸管理の実践講座—酸素療法からハイフロー,NIVまで症例で学ぶ
Ⅴ.その他
慢性呼吸不全に対する運動療法—運動療法を支援するための呼吸管理とは?
神津 玲
1,2
,
北川 知佳
3
,
田中 貴子
1
1長崎大学大学院医歯薬学総合研究科理学療法学分野
2長崎大学病院リハビリテーション部
3長崎呼吸器リハビリクリニックリハビリテーション科
pp.150-156
発行日 2019年2月1日
Published Date 2019/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200227
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Point
・慢性呼吸不全患者では,呼吸困難および二次的な運動機能障害によって,身体活動性が制限されている.
・本患者群では運動療法の適用が必須であるが,呼吸困難や低酸素血症がその実施の障壁となる.
・運動時の積極的な酸素投与や,機械的換気補助によって,運動療法の実施が円滑になるとともに,その効果の出現に必要な負荷強度を高めることが可能となる.
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