特集 これだけは知っておきたい治療のポイント
II 呼吸器
5.肺疾患の治療と管理
慢性呼吸不全の治療と管理
原沢 道美
1
1東大・老人科
pp.1632-1633
発行日 1973年11月20日
Published Date 1973/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402205038
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慢性呼吸不全は,非可逆性の器質的変化に起因している部分が極めて大きいので,治療に対する反応は急性呼吸不全のように劇的ではない,しかし,存在する生理学的障害をよく理解し,それにもとづいた適切な治療を根気よく続けられれば,疾患の進行を遅らすことができるばかりでなく,残存する機能がある程度改善され,患者は生きがかのある日常生活を,永年にわたって送ることが可能となろう.
〔治療方針〕1.呼吸仕事量の減少を計る.
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