読者からの手紙
「脳神経外科診療における医療保険と介護保険」に対して
小貫 啓二
1
1医療法人社団協栄会大久保病院脳神経外科
pp.685
発行日 2001年7月10日
Published Date 2001/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436902075
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本誌2001年4月号に掲載された,稲村孝紀氏ら1)の論文を興味深く拝読致しました.われわれ脳神経外科医師も,介護保険のしくみをよく理解し,協力する時代が到来したのだと思います.小生は,この春介護支援専門員の資格を取得する機会に恵まれました.その立場から,一言追加させて頂きます.
日本の脳神経外科医が,昼夜を問わず働き,社会に貢献してきていることは,多くの人が認めていると思います.しかしながら,最高の治療を施行しても,不幸にして後遺症がのこる場合もあるのが現実です.リハビリにて何とか自立した生活に戻れる場合もありますが,中には,いわゆる,要介護状態に陥ってしまう患者さん達もかなりいます.
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