特別企画 『介護保険時代』における地域リハビリテーション・4
介護保険と医療
長谷川 幹
1
,
栗原 正紀
2
1桜新町リハビリテーションクリニック
2十善会病院脳神経外科・リハビリテーション科
pp.790-795
発行日 1999年8月1日
Published Date 1999/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902786
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
栗原(司会) 私は救急医療の現場にいる人間です.昨日から介護保険が論議されておりますが,参会の医師や看護婦のなかには,介護保険の問題を少し距離があると感じられている方々もおられるのではないかと思います.特に病院に勤務している外科医や内科医にとっては,なかなか通らない話題かもしれません.
しかし,もう一つの大切なことは,この介護保険の底流には医療制度の抜本的改革という課題があるということです.その端的な例が在院日数の短縮化です.今,病院では管理工程の手法から生まれたクリティカルパスが大いに話題になっています.
Copyright © 1999, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.