扉
変化する医学教育の現場
埜中 正博
1
1関西医科大学脳神経外科
pp.385-386
発行日 2015年5月10日
Published Date 2015/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436203034
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最近の医学教育は変わって来ていることをご存じでしょうか.例えばオスキー(OSCE)やCBTと言われ,すぐわかる方はどれだけおられるでしょうか.現在大学病院で勤務されている先生方はよくご存じのことと思います.しかし,私のように10年以上も一般病院に勤務している先生方の中には,いったい何のことかわからない方もおられるのではないでしょうか.私は2014年の4月から一般病院から大学病院に勤務するようになり,オスキーやCBTといった耳慣れない言葉に大変戸惑いました.
オスキーとはObjective Structured Clinical Examinationの略称で,日本語では客観的臨床能力試験と言います.オスキーでは医療面接,胸部診察,呼吸音聴診,神経診察,救急,頭頚部診察,バイタルサインの評価などがきちんとできているのかどうかを問われます.試験では模擬患者を診察するのですが,それぞれに設定がありきちんと対応することが求められます.
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