書評
イラストレイテッド 脳腫瘍外科学―河本 圭司,本郷 一博,栗栖 薫●編
𠮷田 純
1
1中部労災病院
pp.1089
発行日 2011年11月10日
Published Date 2011/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436101572
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●若い脳神経外科医の入門書として最適
脳腫瘍は脳神経外科において重要な分野であり,テーマである.そしてその医療の質と内容は,近年の生命科学,情報科学,そして科学技術の進歩により,大きく変貌・発展してきた.特に病態解明や診断においては,分子生物学,遺伝子工学,そして画像工学が大きな役割を果たしてきた.一方治療においては,19世紀に欧米で開発された近代脳神経外科より現在に至るまで,中心は外科手術である.そして現在の主流は顕微鏡手術,内視鏡手術および最近導入されてきたナビゲーションとモニタリングを用いた画像誘導手術となっている.
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