書評
—椿 忠雄・佐野 圭司・五島 雄一郎編集—臨床神経学
中尾 喜久
1
1東京大学内科
pp.217
発行日 1967年3月1日
Published Date 1967/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406202186
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わが国では,ここ数年来,頭部外傷による脳神経障害が世間の注目をあびているばかりでなく,「神経内科」が大学の講座的性格をもって独立する傾向にあり,また大病院でも神経内科が独立した診療科をなすようになり,神経学をめざして勉強する若い学徒も多くなり,医学生もこれに深い関心を示しつつある。
ちようどこの時期に,747ページにおよぶ神経疾患の専門書として,「臨床神経学」が出版されたことは,はなはだ時宜をえた企画と敬意を表する次第である。
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