コラム:医事法の扉
第46回 「医療行為と特許」
福永 篤志
1
,
河瀬 斌
1
1慶應義塾大学医学部脳神経外科
pp.195
発行日 2010年2月10日
Published Date 2010/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436101117
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脳神経外科は,外科系の中でも特に高度な手術技術を必要とする科であるといっても過言ではありません.例えば,巨大脳動脈瘤に対するクリッピング術や,頭蓋底腫瘍に対する摘出術などには,長期にわたる鍛錬と,経験から生まれた独自の工夫が必要であり,専門医の確立されたテクニックはもはや1つの財産と言えるでしょう.
では,このような手術技術は,知的財産として保護されないのでしょうか.
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