報告記
第5回 国際前庭神経鞘腫学会議報告記(2007年6月5~9日)
橋口 公章
1
1九州大学大学院医学研究院脳神経外科
pp.1036-1037
発行日 2007年10月10日
Published Date 2007/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436100635
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このたび,第5回国際前庭神経鞘腫学会議(International Conference on Vestibular Schwannoma and other CPA lesions)がスペインのバルセロナにて,2007年6月5~9日に開催されました.今回,主催の労をとられたのは,バルセロナのInstituto de Otologia Garcia-Ibán˜zの耳鼻科医Emilio Garcia-Ibán˜z教授とパリのHôpital Lariboisièreの耳鼻科医Patrice Tran Ba Huy教授でした.会場のPrincesa Sofia Hotelは近代的な高層建築で,すぐ近くには大学地区のほか,ペドラルベス宮殿や,FCバルセロナの本拠地であるカンプ・ノウ・スタジアムなどがあります.
バルセロナといえば,あのサグラダ・ファミリアがあまりにも有名ですが,その他にもアントニオ・ガウディとその当時のライバルたちが競い合って創った建築物が街中のいたるところに残っています.また,ピカソやミロ,ダリといった著名な近代芸術家たちにとってゆかりの深い街でもあります.この街を訪れると,彼らの残した建築物や絵画にみられるような一種独特の直線形と流円形から成る芸術作品は,スペイン人の独創性を端的に表しているものだということがよく分かります.
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