学会印象記
第14回国際整形災害外科学会議
佐藤 孝三
1
,
山室 隆夫
2
,
古屋 光太郎
3
,
池内 宏
4
,
赤松 功也
5
,
山内 裕雄
6
1日本大学整形外科
2京都大学整形外科
3東京医科歯科大学整形外科
4東京逓信病院整形外科
5東京慈恵会医科大学整形外科
6順天堂大学整形外科
pp.206-217
発行日 1979年2月25日
Published Date 1979/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905866
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はじめに
国際整形災害外科学会(SICOT,Société Internationale de Chirurgie Orthopedique et de Traumatologieの略)は,1929年10月にパリーで12ヵ国21人によつて創設され,今年で丁度50年目を迎えた.その50年目に,アジアで初めてのWorld Congressが京都市(京都国際会議場)で開催された.会期は昭和53年10月15日から20日までの6日間,天児民和会長以下日本国組織委員会の過去3年にわたる努力の結果,世界60数力国から4,000人以上(うち同伴者約1,000人)の参加者があり,整形外科のあらゆる分野にわたる研究発表と活溌な討議が行なわれ,またパーティや観光を通じて国際交歓の実をあげ,盛大かつ成功裡にその幕を閉じた.
その模様を簡単に紹介すると,まず10月15日午后4時から行なわれた開会式は,邦楽演奏に始まり,常陸宮殿下ならびに妃殿下がご台臨になり,津山直一事務総長司会のもとに,天児会長の開会宜言ならびに歓迎の挨拶,日本側各界代表の祝辞につづいて常陸宮殿下のおことばがあり,その後にSICOT50周年記念式典に移行した.
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