特集 神経学における最近の研究
<病理>
先天異常と脳の発達障害—病理的側面
松山 春郎
1
1東京都神経科学総合研究所臨床神経病理
pp.760-761,767
発行日 1978年7月10日
Published Date 1978/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431904922
- 有料閲覧
- 文献概要
オートラジオグラフ,ゴルジー鍍銀法,電顕などを用いての組織発生学の進歩は発達神経病理学の進歩につながり,人体における脳の発達障害の病理像の解釈を容易にすることに役立った。この方面の進歩は著しいものがあり,とても述べつくせるものではないので,ここでは細胞,とくにノイロンの移動とその相互間の作用を主として,その異常による先天異常の成り立ち方について述べるにとどめる。その他については
Crome, L. and stern J.:Pathology of Mental Retardation〔2nd ed〕,Livingstone 1972.
Copyright © 1978, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.