特集 神経学における最近の研究
<生化学>
神経組織の特異蛋白
植村 慶一
1
1埼玉医科大学第一生理学教室
pp.705-707
発行日 1978年7月10日
Published Date 1978/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431904901
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細胞の分化に従って,細胞の特定の機能に関与する特異蛋白が出現して来るように,神経組織の高次機能の背景にその特異蛋白が何らかの役割を果している可能性が考えられる。このような観点から,神経系の物質と機能の関係を探る上で特異蛋白の研究は重要な意味をもつであろう。本章では神経組織の特異蛋白を便宜的に可溶性酸性蛋白,センイ性蛋白および構造蛋白に分けて記載する。
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