Japanese
English
特集 核内蛋白質
細胞核特異抗原S1蛋白質
Nuclear antigen S1 proteins
井上 晃
1
,
東 庸太郎
1
,
高橋 研一
2
,
内本 都士子
1
,
山本 直樹
1
,
蓮間 忠芳
1
,
森澤 成司
1
Akira Inoue
1
,
Youtaro Higashi
1
,
Kenichi Takahashi
2
,
Toshiko Uchimoto
1
,
Naoki Yamamoto
1
,
Tadayoshi Hasuma
1
,
Seiji Morisawa
1
1大阪市立大学医学部生化学教室
2大阪市立大学医学部第1解剖学教室
pp.560-564
発行日 1989年10月15日
Published Date 1989/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425905388
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細胞核の特定の構造体を構成する蛋白質のあるものは,類似の生化学的性質をもつゆえにグループとして単離される場合がある。たとえばヌクレオソームを構成するヒストン5分子種は塩基性蛋白質であって,単離細胞核から希鉱酸で共抽出される。転写活性クロマチンの構成素材であるHMG(high mobility group)蛋白質群は荷電アミノ酸含量が高く,0.35M NaClでクロマチンから溶出し,2%トリクロロ酢酸で選択的に上清に回収される。
S1蛋白質もこのような例に入る蛋白質グループである。
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