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特集 第8回神経化学懇話会
一般演題および討論
慢性覚醒剤中毒マウスの脳ATPaseについて
ATPase Activity of Brain of Methamphetamine-Intoxicated Mice
大須賀 恒夫
1
,
清水 俊郎
1
,
台 弘
1
Tsuneo Osuka
1
,
Toshiro Shimizu
1
,
Hiroshi Utena
1
1群馬大学医学都精神神経科
1Dept. of Psychiatry, School of Med., Gunma Univ.
pp.224-226
発行日 1966年7月15日
Published Date 1966/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431904285
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慢性覚醒剤中毒動物の脳内物質の刺激に対する特異な変動について酵素学的な立場からATPase活性の測定を行なつた。
(1)ミクロゾーム分画のMg-activated ATPaseにおいて,慢性メトアンフェタミン中毒マウスは対照群より22%増大しており,この差は推計学的に1%以下で有意であつた。
(2)Na-K ATPase活性は,中毒群の方が対照群よりも低下していた。
(3)ミクロゾーム分画のfull activityは,中毒群と対照群との間に差は認められなかつた。
(4)慢性メトアンフェタミン中毒マウスのATPレベルとATPase活性との間の関係について若干の推論を行なつた。
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